イバン・バルガス

イバン・バルガス

1985年グラナダ生まれ。マリオ・マヤ、マノレーテ等、フラメンコ界の偉人たちを世に送り出した名門一家に生まれ育ち、著名な舞踊家フアン・アンドレス・マヤを叔父にもつ。8歳でマドリードのタブラオ“ZAMBRA”に出演。13歳で伊ボローニャ・フラメンコ・フェスティバルにロシオ・モリーナと参加し、作品“Muerte en Granada”ではハビエル・デ・ラ・トーレ、エバ・ジェルバブエナ、フアン・アンドレス・マヤと共演。18歳より2年間、マリオ・マヤ芸術演劇センターで学びフラメンコ学位を取得。その後、エル・グイート、アレハンドロ・グラナードス、ベレン・マヤ、メルセデス・ルイス、フアナ・アマジャ等に師事。2005年、カンテ・デ・ラス・ミナス国際フェスティバルの舞踊コンクールにて2位受賞。以降、ディエゴ・カラスコ、ファルキートといった現代フラメンコ界を代表する一流アーティストと共演。2013年、自らの舞踊団を率いてスペイン国内をはじめアメリカ、フランスにて座長公演を果たす。

昨年11月、初めて出会った普段着のイバンは愛くるしい笑顔と柔らかい物腰の、静かな好青年という印象でした。それが一度舞台に上がると、その静かな印象は一変しました。内にフツフツと煮えたぎるようなエネルギーを秘めて登場し、歩くだけ、視線を変えるだけで観客を引きつけました。そして観客の目を釘付けにしたまま秘めていたエネルギーを燃え上がらせ、観客の心も沸き立たせてしまったのです。一人の踊りが多くの人たちの心を鷲づかみにし、ワクワクさせることを目の当たりにした時間でした。イバンは「モデルノは観るのは好きだが、自分は昔から受け継がれてきたものを大切にしたい」と話していました。その正統派の踊りをまた春に観られること、習えることを心待ちにしています。

棚橋 絵里奈/ERINA・フラメンコ・アーツ主宰(秋田県)

あれは私がグラナダに長期滞在中の2007年、地元のホアン・アンドレス・マジャ率いる劇場公演を見ていた時のことでした。一人の踊り手の心技体が見事ひとつになったその瞬間、強烈な閃光を放ち客席にいる私の体を一気に射抜きました。体中に雷が走る様な初めての衝撃、そしてその眩い閃光の持ち主こそが、イバン・バルガス。まるで生まれる前からそうなることを約束されていた様な、まさにグラナダの申し子。グラナダの神様に心底愛され、そして選ばれた踊り手。地球の地殻までそのまま届くかの様な、重力に忠実なサパテアードと揺るぎ無く深い重心。野性と色気、強さとエレガントさ、壮大な大地の匂い。その全てに虜です。近年は毎年来日してくれて、そしてその度着実に進化を遂げ、さらなる可能性を垣間見せてくれるイバン。今後も目が離せません。

本間 静香/本間フラメンコ舞踊研究所主宰(東京都)

Cante カンテ

マリナ・エレディア
ルビオ・デ・プルナ
マヌエル・タニェ
エル・ガジ
ファニジョロ
モイ・デ・モロン

Guiter ギター

ロマン・ビセンティ
パコ・イグレシアス
エミリオ・マヤ
マヌエル・カサス
アントニオ・サンチェス

Baile バイレ

ルイサ・パリシオ
ソラジャ・クラビホ
エステル・エステバン
アルバ・エレディア
エル・オルーコ
ミゲル・エル・ルビオ
イバン・バルガス
ミゲル・アンヘル・エレディア
イバン・アルカラ