フラメンコで演奏される曲種をコンパス別でご紹介します。

自由リズム
- Fandango ファンダンゴ / 地域:アンダルシア一帯
- カンテ・フラメンコの母ともいわれアンダルシア一帯で歌われた民衆の歌。各土地、歌い手により様々なスタイルが生まれた。
また広い意味でグループの総称、グラナイーナ、タランタ、マラゲーニャ、カルタヘネラ、ミネーラや、マラガ起源のベルディアレス、 ロンデーニャス、ハベーラスが含まれる。 - Granaína グラナイーナ / 地域:グラナダ県
- グラナダのファンダンゴ。抒情的な曲種でギター伴奏で繊細に装飾される。創作したのはグラナダに長く暮らしたアントニオ・チャコンといわれ、マラゲーニャの旋律を元に創ったといわれる。
- Media Granaína メディア・グラナイーナ / 地域:グラナダ県
- 長めのグラナイーナの一派。
- Nana ナナ / 地域:カディス県とセビージャ県
- アンダルシアの子守唄として歌われていたもの。
- Malagueña マラゲーニャ / 地域:マラガ県、カディス県
- レバンテを元にしたマラガのファンダンゴが起源といわれる。
豊かな旋律が特徴で、エンリケ・エル・メジーソ、アントニオ・チャコン、トゥリニなど数々の歌い手の名称がついたものがある。
多くの場合、アバンドラオ(ファンダンゴの3拍子、マラゲーニャなど)で締められる。 - Trilla トゥリージャ / 地域:アンダルシア一帯、特にカディス県
- 農村でラバの鈴に合わせて歌われていた麦こき歌。
- Temporeras テンポレーラス / 地域:コルドバ県
- スペイン語で季節労働者の意味。現代では失われつつあるのどかな野良歌。収穫の際に歌われていた。
- Saeta サエタ / 地域:アンダルシア一帯
- トナの形式でキリストの受難を歌った宗教歌で聖週間(セマーナ・サンタ)で歌われる。
- Taranta タランタ / 地域:アルメリア県とハエン県
- アルメリア地方のファンダンゴが起源でリナーレス、ハエン、ムルシアのラ・ウニオンなど鉱山地帯へ伝わっていった。
玄妙な響きを持つ自由なリズムの歌。 - Cartagenera カルタヘネーラ / 地域:アルメリア県
- ムルシアの港町、カルタヘナで生まれたといわれる気高く、風格のある歌。
短調の古典的歌とチャコンが歌った複雑な旋律の歌の2種がある。 - Murciana ムルシアーナ / 地域:ムルシア県
- ムルシア地方のカルタヘナ地方が起源といわれる歌。
- Minera ミネーラ / 地域:アルメリア県とハエン県
- 際立ったメロディーを除くとタランタに似た歌。
- Vidalita ビダリータ / 地域:マラガ県
- 南米アルゼンチン・パンパの民謡がフラメンコ化したイダ・イ・ブエルタの歌。






